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キーワードプールの使い方

記事No.60

更新日時2023年03月20日

バイオレットちゃん

スカーレット先生!友達に教えて貰ったんですけど、キーワードプールって知ってますか?

もちろん知っているよ!私が作ったアプリだからね。

スカーレット

バイオレットちゃん

え?こんな偶然あります!?じゃ、使いかたも知ってるって事ですか?

お、おう。開発者だからね。

スカーレット

バイオレットちゃん

じゃ、使いかた教えて下さい!

超分かりやすく解説してあげる。

スカーレット

最新ニュース

2023/3/20・・・APIの仕様変更により周辺ワードの取得を一時停止します。近日、Brainでのシリアルキーの販売を停止致します。

只今、障害は発生しておりません。

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キーワードプールで調べる2つの事

キーワードプールは、アクセスが集まりやすいキーワードを調査するツールです。

キーワードプールを使う事で、アクセスが集まらない記事を書く事がなくなります。

より少ない記事数で、より多くのアクセスを集める事ができるのです。

ただ、キーワードプールを使うには少し知識が必要になります。

ですので、この記事では出来るだけ要点をまとめてキーワードプールについて解説します。

少しの時間を使ってこの記事を読んでキーワード選定が出来るようになると、

何十時間という無駄な時間

を使ってアクセスに繋がらない記事を書くミスを減らせます。

是非、最後まで読んで頂ければと思います。

キーワード選定のポイントは、以下の2点です。

  1. 実際に検索されているキーワードを選ぶ
  2. 私たちのサイトよりも「弱いサイト」が検索結果の上位にランクインしているキーワードを選ぶ

この2点を調べる為にキーワードプールを開発しました。

キーワードプールの機能は多岐に渡りますが、キーワードプールを使用する目的は上記2点である事を覚えておいて下さい。

誤解が生じやすいので再度確認します。

キーワード選定で大切なのは、

実際に検索されているキーワードを選ぶ

事だけではありません。

私たちのサイトよりも「弱いサイト」が検索結果の上位にランクインしているキーワードを選ぶ

事だけでもありません。

実際に検索されているキーワードかつ、私たちのサイトよりも「弱いサイト」が検索結果の上位にランクインしているキーワードを選ぶ

という事です。

こういった、好条件のキーワードを探す為にキーワードプールを使います。

バイオレットちゃん

ん〜キーワード選定って意外と難しいんですね

最初のうちはチンプンカンプンだと思うけど、この記事を読み終わる頃には、キーワード選定の理屈が分かるから安心して!

スカーレット

さっそく次の章では、「実際に検索されているキーワードを調べる方法」を解説します。

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実際に検索されているキーワードを調べる方法

では早速、キーワードプールの使い方について解説します。

まずは、

実際に検索されているキーワードを調べる方法

についてです。

キーワードプールの検索窓にメインキーワードを入れて、検索ボタンをクリックします。

関連ワード一覧が表示されます。

次に、「検索回数順」をクリックします。

関連ワードが検索回数の多い順に並びました。

表示されている検索回数は、検索ユーザーが、過去12ヶ月に検索した平均月間検索数です。

もう一度、「検索回数順」をクリックします。

すると、検索回数の少ない順に並び替わります。

月間検索ボリュームが、

「検索回数不明」

というものが表示される事があります。

キーワードプールの月間検索数の最新データは、ひと月前のデータです。

その為、今月になって関連キーワード一覧に表示されたキーワードの月間検索回数は、集計中の為「検索回数不明」となります。

バイオレットちゃん

関連キーワードは移り変わりが激しいから、新しい関連キーワードの検索回数は分からないんですね。

バイオレットちゃんと言う通り、関連キーワードは固定ではなく常に変化しているんだ。

スカーレット

つまり、検索回数不明のキーワードは、今月になって人気が出てきたキーワードである可能性が高いです。

チェックポイント

検索回数不明のキーワードは、たんにキーワードプールの仕様によって集計できないキーワードの可能性もあります。

こういった、最近になって人気が出てきたキーワードを

トレンドキーワード

と呼びます。

トレンドキーワードは、アクセスを集めやすい一方、一過性のアクセスとなる傾向にあります。

その為、サイト運営を長期的に考えると不利なキーワードです。

もちろん、当初はトレンドキーワードだと考えられていたキーワードでも、数年後も人気が継続していて

ロングテールキーワード

だった、という事もあります。

ですので、トレンドキーワード全てが長期的に不利ではありません。

ただ、個人でサイトを運営する場合、ロングテールキーワードになるか分からないキーワードで記事を書くよりも、すでに継続的に検索されているキーワードを見つけて記事を書いたほうが賢いです。

ですので、キーワードプールで「検索回数不明」と表示されたキーワードは、いったん保留にして、動向を観察するのが良いです。

ここでは、

検索回数が平均10回/月以上

で、かつ、私たちが書けそうなキーワードをブックマークします。

検索回数が平均10回/月以上と聞くと、検索回数がとても少ないキーワードのように感じます。

ですが、今の段階では、こういったキーワードもブックマークしておきます。

このあとに解説する「競合検索」で更に絞り込みを行うよ!今の段階では広く浅くキーワードを絞り込みます。

スカーレット

バイオレットちゃん

キーワード選定は2段階に分けて行うのですね。メモメモ。

ブックマークは、1つのキーワードにつき、2つまで付ける事ができます。

左側のブックマークは、記事タイトルに使うキーワード候補の目印としてチェックを入れます。

そして、実際に記事タイトルに対象のキーワードを使ったら、右側のスターにチェックを入れます。

ブックマークが2つ並んだら既に使用したキーワード

と覚えると、キーワード管理がしやすいです。

豆知識

キーワード管理をする理由は、同じサイトで、同じキーワードを使って記事を書いても検索結果に表示されるのは1記事(場合によっては2記事)のみだからです。ですので、効率よく記事を作成する為にも、既に使用したキーワードと、まだ使用していないキーワードを把握して、様々なキーワードを使って記事を書きます。

ここまでで、かなりの数のキーワードがブックマークされました。

極端な話、ブックマークしたキーワードを上から順に、1つずつ使って優良記事を書けば、月単位で見ると徐々に成果が出てきます。

ですが、この方法は非行率です。

この方法で記事を書いても、アクセスを集めてくれる記事になる確率は低いです。

ですので、

「私たちのサイトよりも「弱いサイト」が検索結果の上位にランクインしているキーワードを選ぶ」

を実践します。

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「弱いサイト」を調べるメリット

Googleの検索順位は、他の競合サイトとの相対的な結果で決まります。

良い記事を書いているサイト全てが検索結果の1位になれるわけではありません。

必ず1位、2位、3位…と順位付けされます。

例えば、上の画像の場合、Googleの検索窓に「キーワードプール」と入れた際の検索順位です。

1位に「キーワードプールの公式サイト」が表示されているのが分かります。

そして、2位、3位と他のサイトが続きます。このように、検索結果は必ず順位が付けられています。

良い順位だと、その分、アクセスも増えます。ですので、私たちは、できるだけ検索結果の上位を目指します。

チェックポイント

「検索結果の上位」とは検索結果のトップ10を指します。Googleの検索結果の1ページ目に表示されるのは上位10位までのサイトです。11位からは2ページ目に表示されます。そして、2ページ目以降は殆ど人の目に触れる事はありません。ですので、私たちは検索結果の1ページ目にサイトを表示させます。

ただ、検索結果の上位にランクインするには、様々な条件があります。

検索結果の上位にランクインする条件を、いくつかあげると、以下のようなものがあります。

  • 記事タイトルに検索ユーザーが検索しているキーワードが入っているか?
  • サイトの運営期間(ドメインを取得してからの日数)は長いか?
  • E-A-Tの評価基準を満たしているか?

検索結果の上位にランクインする条件を更に詳しく知りたい場合は以下の記事を参考にして下さい。

上記3つの条件を満たすには、サイト運営期間を増やさなくてはいけませんし、より信頼されるサイトでなければいけません。

ここでは、こういった条件を満たしているサイトを

「強いサイト」

と言う事にします。

逆に、こういった条件を満たしていないサイトを

「弱いサイト」

と言う事にします。

先に解説した通り、検索結果は、他のサイトとの相対的な結果です。

ですので、他のサイトが「強いサイト」だった場合、私たちのサイトを負けてしまい、検索結果の上位に入る事はできません。

豆知識

Google検索結果のトップ10に私たちのサイトを表示させる事は、椅子取りゲームのようなものです。私たちが椅子に座るには、他の誰かの椅子を奪取しなくてはいけません。椅子を奪うには、私たちより弱い参加者がいるかを見ます。私たちより弱い相手がいれば、その人から椅子を奪う事ができます。他の参加者が私たちより強ければ、私たちは他のグループの椅子取りゲームに参加しなくてはいけません。

私たちは、検索結果の上位に

私たちのサイトよりも「弱いサイト」がランクインしているキーワード

を見つけて、そのキーワードを使用して記事を書きます。

もし、検索結果の上位に私たちのサイトよりも「弱いサイト」がいない場合は、他のキーワードを調べます。

競合検索はこの繰り返しです。

バイオレットちゃん

私たちのサイトよりも弱いサイトを見つける事が大切なのね。でもどうやって「弱い」「強い」を判断するの?

サイトの「強い」「弱い」を判断するためにキーワードプールには「競合検索」機能がついているんだ。次の章では、この機能について解説するよ!

スカーレット

バイオレットちゃん

競合検索機能!?なんか、どんどん専門的な話になっていきますね。ついていけるかしら・・・

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競合検索機能の使い方

弱いサイトを見つけるには競合検索を行います。

競合検索をして、以下の項目を確認する事で、そのサイトが「強いサイト」か「弱いサイト」かを見極めます。

  • 記事タイトルに検索ユーザーが検索しているキーワードが入っているか?
  • サイトの運営期間(ドメインを取得してからの日数)は長いか?
  • E-A-Tの評価基準を満たしているか?

記事タイトルに検索ユーザーが検索しているキーワードを入れていないサイトは弱いサイトです。

サイトの運営期間が短いサイトは弱いサイトです。

E-A-Tの評価基準を満たしていないサイトは弱いサイトです。

チェックポイント

E-A-Tは、Expertise(専門性)・Authoritativeness(権威性)・Trustworthiness(信頼性)の頭文字をとった用語です。

ここからは、キーワードプールを使って、どのように弱いサイトを見つけるか解説します。

記事タイトルに検索ユーザーが検索しているキーワードが入っているか?

「競合検索」をクリックすると、そのキーワードでGoogle検索した際の、検索順位が20位以内のブログが表示されます。

例として、下の画像の場合、キーワード候補の1つである「ブログ タイトル 文字数」を、競合検索で調べてみました。

Googleの検索エンジンは、

記事タイトル(titleタグ)に含まれているキーワード

が、その記事で最も鍵となるワードだと捉えています。

ですので、「ブログ タイトル 文字数」というキーワードで検索結果の上位に表示させたい場合、

「ブログ」と「タイトル」と「文字数」

というキーワードを記事タイトルに含めなくてはいけません。

ですが、検索結果の上位に表示されているサイトの中には、それらのキーワードを含めていないサイトがあります。

こういったサイトは、弱いサイトかもしれません。

ただ、いまの段階では、本当にそのサイトが弱いか分かりません。

ですので、他の条件である

  • サイトの運営期間(ドメインを取得してからの日数)は長いか?
  • E-A-Tの評価基準を満たしているか?

も確認します。

サイトの運営期間(ドメインを取得してからの日数)は長いか?

「ドメイン取得日」を見る事で、サイトの運営期間を調べる事ができます。

上の画像では、ドメイン取得日が2017年10月30日となっています。

多くの場合、ドメインを取得して数日以内にはサイトを立ち上げるので、ドメイン取得日=サイト運営開始日と考えて問題ないと思います。

運営期間が短いサイトは「外部からの被リンクが少なく」「コンテンツが不足している」傾向にあります。

つまり、弱いサイトである可能性が高いです。

一方で、運営期間が長いサイトで、検索結果の上位に表示されているサイトは、「外部からの被リンクが多く」「コンテンツが充実している」傾向にあります。

「外部からの被リンク」とは、他のサイトに、私達のサイトのURLが掲載されている状態を意味するよ。他の誰かが自分のサイトで私達のサイトを紹介してくれているんだ。

スカーレット

バイオレットちゃん

私達のサイトを、他の人に紹介してくれる優しい人っているんですか!?

丁寧に記事を書いていれば、バイオレットちゃんのサイトを自分のサイトに掲載してくれる人は出てくるよ!Googleは、そういった他人から紹介されているサイトを高く評価するんだ。

スカーレット

バイオレットちゃん

だから、被リンクを受けているサイトは「強いサイト」と考えるのですね!

E-A-Tの評価基準を満たしているか?

最後に、E-A-Tの評価基準を満たしているかを確認します。

E-A-T評価基準を満たしているかを厳密に判断するには、対象のサイトとGoogleが提示している指標とを照らし合わせないといけません。

ただ、その作業はとても複雑で、Googleが提示している指標も曖昧なので、判別するのが難しいです。

ですが、サイト運営の傾向として、「ワードプレス」で作られているサイトはE-A-T評価基準を満たしていない事が多いです。

ワードプレスは、個人が趣味として開設する事があります。

ですので、E-A-T(専門性、権威性、信頼性)が低いサイトが多い傾向にあります。

豆知識

E-A-Tが高い大手企業のサイトや各種公式サイトがワードプレスで作られている事は稀です。ですので、ワードプレスサイトは個人サイトが多いと考えると良いです。

キーワードプールで競合検索をすると、ワードプレスで作られたサイトには、

「WPサイト」

と表示がでます。

上の画像でも、「WPサイト」と表示が出ているのが分かります。

つまり、そのサイトはワードプレスで作られている、という事です。

先に解説した通り、ワードプレスで作られているサイト全てがE-A-Tが低いと断言できる分けではありません。

ですが、ここでは、1つの目安として、ワードプレスで作られているサイトは、弱いサイトの可能性がある。

と考えます。

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選定したキーワードの使い方

ここまでで、この記事の冒頭で解説した

  1. 実際に検索されているキーワードを選ぶ
  2. 私たちのサイトよりも「弱いサイト」が検索結果の上位にランクインしているキーワードを選ぶ

この2つの条件を満たしているキーワードを見つける事ができたと思います。

ここからは、選定したキーワードをどのように使うか解説します。

選定したキーワードは、記事タイトルに入れて使います。

Googleは記事タイトルの文字数制限や、入れて良いキーワードの数に制限をかけていません。

ですので、選定したキーワードを全て1つの記事タイトルに含めてもペナルティはありません。

ただ、

記事タイトルと記事本文の内容が大きく乖離

している場合、ペナルティの対象になりえます。

ですので、記事タイトルに、選定したキーワードを入れる際は、記事タイトルの文字数や、キーワードの個数、よりも

記事タイトルと記事本文の内容が一致しているか

を優先的に考えます。

例えば、選定したキーワードに、以下のようなキーワードがあった場合。

「ブログ 題材」「ブログ テーマ」「ブログ テーマ 決め方」「ブログ アクセス」

記事のタイトルは以下のようになります。

「アクセスが集まりやすいブログの題材(テーマ)の決め方を解説」

「題材」と「テーマ」のように、同じ意味合いをなす単語は、それぞれの単語で記事を書くよりも、1つの記事でまとめたほうが良いです。

記事タイトルが決まったら、あとは、記事タイトルにマッチした記事本文を書いていきます。

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最高のSEO対策

私たちのブログを検索結果の上位に表示させるには、今回解説したSEOを実践するだけでは不十分です。

そもそもSEOは検索結果の上位に私たちのブログを表示させる技術ではなく、

Googleの検索エンジンに私たちのブログを正しく評価して貰う技術

です。

ですので、本当は60点のブログを、80点のブログかのようにGoogleに誤認させる技術ではなく、60点のブログであれば60点としてGoogleに認識させる事ができれば、SEOは成功したと言えます。

バイオレットちゃん

Googleに高く評価して貰うには、そもそものサイトの質が高くないといけないんですね。

私たちのブログを検索結果の上位に表示させる為には、競合ブログよりも、より検索ユーザーに求められるブログを作り、確実にSEOを行いGoogleに

「検索ユーザーに求められているブログ」

と認識して貰います。

その為には、私たちは、その分野に関する専門家になります。

その分野の専門家になって、他の誰よりも詳しくなります。

他の人が書いたブログ記事を参考に、自分の記事を書くのは良い事だと思います。

ただ、それだけでは専門家とは言えませんし、検索ユーザーも満足しません。

他のブログとは違う何かを持っているブログは、検索ユーザーからもGoogleからも評価されやすいです。

他のブログに合わせる必要は無いです。

私たちは専門家になって、自分の知識、技術、視点、感性、過去の経験、全てを使ってブログを作ります。

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著者情報

名前:スカーレット
2010年からWEBサイトやWEBアプリを作成しています。最初は趣味でブログを書いていましたがSEOを勉強するのが楽しくなり、そのままブロガーとして独立しました。その後、記事を書くだけでは物足りなくなり自分でWEBアプリの作成をスタート。現在はブロガー兼プログラマーとして活動しています。このWEBアプリ(ブロトーク)もDjangoで自作しました。ブロトークはブログとSNSを合体させたようなWEBアプリです。ブログを読んで気づいた事や感想などあれば、気軽にメッセージを送って頂ければと思います。WEB技術を一緒に勉強していけたらと思います。