クローラーの仕事
Googleクローラーの仕事はリンク(URL)を辿って世界中のサイトをクローリングして、得られた情報をGoogleのデータベースに届ける事です。
データベースは運ばれてきた情報を、登録(インデックス)します。
「データベース」という単語も聞き慣れないと思いますが、ここでは大きなパソコンだと思って頂ければ大丈夫です。インデックスは「保存」と読み替えても大丈夫です。
スカーレット
バイオレットちゃん
つまり、クローラーは、私たちのサイトの情報を、Googleが管理する大きなパソコンに保存しているのね!
スカーレット
検索ユーザーが検索をすると、このデータベースに登録された情報が検索結果に表示されます。
つまり、検索結果に私たちのサイトが表示されるのは、もとを辿れば、クローラーが私たちのサイトをクローリングしているからです。
参考になった
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もっと詳しく知りたい
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私たちのサイト内での動き
クローラーは、XMLサイトマップや外部リンクから私たちのサイトへ訪問します。

豆知識
私たちのサイトは、ページ(記事)の集合体です。複数のページが集まって1つのサイトになります。
クローラーは私たちのサイト内でもリンク(URL)を辿って移動します。
上の画像で説明すると、私たちのサイトに2つのクローラーが訪問してきています。
- クローラーAの動き…XMLサイトマップから入ってきて、その次にページFへ移動し、ページGへ移動し、ページJに移動した後に私たちのサイトから出ていっています。
- クローラーBの動き…外部サイトのリンクを辿りページHから入ってきて、その次にページKへ移動し、私たちのサイトから出ていっています。
1度の訪問でクローラーがクローリングするページ数は決まっています。上の画像の場合、クローラーAは、1度の訪問で、ページF、ページG、ページJの3ページをクローリングしました。
クローリングするページ数は、各サイトによって異なります。グーグルのアルゴリズム(計算方法)によって、1度の訪問で何ページクローリングするかが決まります。
ページ(記事)内での動き
クローラーは私たちのページ(記事)を上から読んでくれます。
この、私たちのページを読んでくれる事(情報を取得する事)をクローリングと言います。
クローラーはクローリング中にページ内にリンクがあった場合は、現在のページを読み取った後、そのリンクを辿って他のページへ移動します。
SEO対策として、ページ内に内部リンクを配置しますが、その理由は、クローラーにより多くのページを読んで貰えるからです。
例えば、グーグルのアルゴリズムによって、私たちのサイトが1回の訪問で5ページクローリングして貰えるサイトだったとしても、内部リンクが無い事で、1ページのクローリングで終わってしまうかもしれません。
これはSEOに不利に働きます。ですので、各ページ内には、次のページのリンクや、関連ページのリンクを配置します。
逆に、検索上位に表示させなくても良いページ、優先順位の低いページにはリンクを貼らずに、限られたクローリング回数を他のページに譲ります。
こうする事で、意図して検索上位に表示させたいページにクローラーが集まり、より深くページ内容を読み込んでくれます。
クローラーは私たちのページのHTMLを読み込んでいる
普段の生活ではあまり見かけませんが、HTMLはこのようなものです。
私たちのページはHTMLというマークアップ言語で書かれています。

チェックポイント
Googleクロムのブラウザで、サイト上で右クリックをすると「ページのソースを表示」の項目があります。ページのソースを表示させるとHTMLが見れます。
クローラーは、このHTMLをクローリングしています。
クローラーがページのHTMLを読む理由は、HTMLに書かれた「テキスト」や「タグ」を取得したいからです。
グーグルの検索エンジンは、どのタグに、何が書かれているかを大切にしています。
- タグの種類
- 書かれている内容
「どのタグに、何が書かれているか?」は、グーグルが検索結果の順位を決める際(ランキング)に、特に重視しています。
Google検索セントラルにも書いてある通り、ユーザーが検索するであろうキーワード(テキスト)は、ページ内で使うようにします。
また、ページ内で使用されている重要キーワードは、<title>要素、つまり、タイトルタグで囲まれたテキスト(ページタイトル)にも含まれていると、グーグルは、そのページの重要キーワードだと認識しやすくなります。
バイオレットちゃん
狙っているキーワードで検索結果の上位にサイトを表示させたい場合、<title>要素に、その狙っているキーワードを含めないと、検索上位に表示させるのは大変難しいです。
狙っているキーワードは、必ず<title>要素に含めて下さいね!
スカーレット
参考までに、「タグ」と「テキスト」と「要素」の関係性について解説します。
<title>これはtitleタグで囲まれたテキスト</title>
上は、HTMLで記述されていますが、「タグ」と呼ばれるのは、<title>と</title>です。
<title>は開始タグと呼ばれていて、</title>は終了タグと呼ばれています。
開始タグと、終了タグに挟まれている「これはtitleタグで囲まれたテキスト」が「テキスト」になります。
そして、「タグ」と「テキスト」が合体したものが「要素」です。
こういった専門的な内容を理解せずとも、ワードプレスなどのツールを使えばページを作成する事はできます。
ただ、ワードプレスのテーマやプラグインを選別する際や、SEOの深い知識を身につける際に、こういった知識があると、間違った選択を減らせるので、専門的な内容を見かけた時に、目を背けずに、軽くでも読んで頂くと良いです。
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