【SEO対策のチェックリスト34項目】ブログ初心者の方へ検索エンジン最適化の仕組みを解説
スカーレット
バイオレットちゃん
SEO?聞いた事はありますけど、ブログ運営と何か関係あるんですか?
めちゃ関係あるよ!SEOをマスターするとブログにアクセスが集まりやすくなるよ。
スカーレット
バイオレットちゃん
アクセスを集めるにはSEO対策が必要
バイオレットちゃん
びびった?でも大丈夫。ひとつ1つ分かりやすく解説していくから。分からない事があったら質問してね。
スカーレット
バイオレットちゃん
私たちのブログにアクセスを集めるにはSEO(検索エンジン最適化)対策が必要です。
いくら良い記事を書いても、
検索エンジンが決めたルール
を守っていなければアクセスは集まりません。
Googleは、ブログ作りのルールを定めています。
そのルールに従ってブログを作る事をSEO対策と呼びます。
Googleは
「Google検索セントラル」
というページでそのルールを公開しています。
私たちは、Google検索セントラルのルールに従ってブログを作る事で沢山のアクセスを集める事ができます。
SEOに関して言えば、Google検索セントラルが1次情報で、最も信頼できる情報です。
この記事も含め、ネット上にはSEOに関する記事が多々あります。
ですが、それらの記事に書かれている内容は2次情報、3次情報です。
2次情報、3次情報、と次数が増えるに比例して情報発信者個人の「経験」や「私見」が入ってきます。
もちろん、2次情報、3次情報が間違っている訳ではありません。
Google検索セントラルを読んで頂くと分かるのですが、専門用語が沢山出てきて、理解するのが難しいです。
2次、3次情報は、私たちにGoogle検索セントラルの内容を、より分かりやすく解説してくれます。
ただ、「個人の私見が含まれた情報」を鵜呑みにしてしまうと、様々な矛盾が出てきます。
「あの人と、この人で、言っている事が違う。」
となるのです。
私の解説では、できるだけ私見を含めずに、Google検索セントラルの内容を噛み砕いて解説するよ。基礎知識を身につけよう!
スカーレット
バイオレットちゃん
基礎知識がないと間違った情報を鵜呑みにしてしまうから、最初は基礎固めが大切なんですね。
参考になった
[[ one[1] ]]
もっと詳しく知りたい
[[ one[2] ]]
検索エンジンの仕組みを知らないとSEO対策できない
これから解説するSEO対策のチェックリストを理解するには、最低限、Googleの検索エンジンが、
私たちのブログを、どのように検索結果に表示させているか
その流れを把握します。
既に、その流れを知っている場合は、この章は飛ばして頂いて大丈夫です。
もし、Google検索エンジンの全体像をまだ把握できてない場合は、このまま読み進めて下さい。
Googleの検索エンジンは、
以下の3ステップ
で私たちのブログを、検索結果に表示させています。
- クローリング
- インデックス
- ランキング
それぞれについて詳しく解説します。

豆知識
SEO界隈では「検索エンジン」と言ったらGoogleの検索エンジンを指します。他の会社も検索エンジンを開発していますがGoogleの検索エンジンが圧倒的なシェアを占めています。Yahoo!サイトも検索に使用しているのはGoogleの検索エンジンです。
クローリング
クローリングとは、クローラー(スパイダーと呼ばれる事もある)と呼ばれるソフトウェアが、
私たちのブログを読み取る(コピー)作業
の事です。
この図のように、クローラーは世界中のサイトからデータをコピーして、Googleのデータベースに届けています。
クローラーはサイト内にリンクがあると、そのリンク先に移動します。これを何度も繰り返して世界中のサイト間を移動しています。
スカーレット
もちろん、私たちのブログもクローラーに読み取られています。
例えば、私たちが、10,000文字の記事を書いた場合、Googleのクローラーは私たちのブログに訪れ、その10,000文字の記事を読み取ります(コピーします)。
そして、コピーしたデータを、Googleのデータベースサーバーに運びます。

チェックポイント
データベースサーバーとは、クローラーが運んで来たデータを、登録(ペーストして保存)するパソコンで、SSD(ソリッドステートドライブ)やHDD(ハードディスクドライブ)などの記憶媒体が搭載されています。Googleは膨大な数のパソコンを所有しており、私たちのブログデータを複製保存しています。
つまり、クローラーの仕事は、私たちが書いた記事の内容をGoogleのデータベースサーバーに運ぶ事であり、その仕事の中には、クローリングという、私たちが書いた記事の内容を読み取る(コピー)作業があります。
私たちのブログは、Googleのデータベースサーバーに登録されないと、検索結果に表示されませんので、クローラーの仕事はとても重要な仕事だという事が分かります。
クローラーは、どこからやってくるかというと、Googleの検索エンジンから
リンク(URL)を辿って
やってきます。
ブログを開設したら、XMLサイトマップを作り、Googleの検索エンジンに提出します。
このXMLサイトマップには、そのブログで公開されている記事のURLが全て載っています。
クローラーは、このXMLサイトマップに掲載されているURLをたよりに私たちのブログに訪れます。

豆知識
XMLサイトマップは、新しく記事が投稿されたり、記事が更新されたりすると、その内容を自動でサイトマップに反映、更新してくれます。また、Googleの検索エンジンはXMLサイトマップが更新されると、それを察知し私たちのサイトにクローラーを送ります。XMLサイトマップはとても重要ですので、必ず設置して下さい。
また、私たちのブログのURLが、他のサイトに掲載されている場合(被リンクを獲得している場合)も、クローラーは、そのURLを辿って私たちのブログに訪れます。
クローラーにとって、
私たちのブログがどれ程クローリングしやすいのか?
その指標をクローラビリティといいます。
クローラービリティの向上は、SEO対策をする上でとても重要な項目です。
ですので、この記事では
「クローリングに関するSEO対策」
で、クローラビリティについて詳しく解説します。
バイオレットちゃん
先生…。クローリングの内容だけも頭がいっぱいです〜
一回で理解するのは無理なので、最初は雰囲気だけ掴んでね!次はインデックスについて解説するよ〜
スカーレット
バイオレットちゃん
クローラーの動きについてより深く知りたい場合は、以下の記事を参考にして下さい。
インデックス
クローラーがデータベースサーバーに運んできた情報が、データベースサーバーに登録される事を
「インデックスされる」
と言います。
インデックスされる事で私たちのブログは検索結果に表示されるようになります。
逆を言えば、私たちがブログを書いても、インデックスされなければ、私たちのブログは検索結果に表示されません。
データーベースサーバーにインデックスして貰うには、先に解説しように、クローラーに私たちのブログに訪れて貰い、クローリングして貰う事が大切です。
クローラーは、クローリングしたデータを、データベースサーバーに届け、データベースサーバーは、私たちが何もしなくても、届いたデータを自動でインデックスしてくれます。
ただし、私たちのブログが、
Googleからペナルティを受けている場合
は、データベースサーバーに私たちのブログはインデックスされませんし、それまでインデックスされていたデータも、データベースサーバーのインデックスから外されます。
バイオレットちゃん
Googleサーチコンソールを見ればGoogleからペナルティを受けているかが分かるよ!
つまり、検索結果からの流入がゼロになるのです。
SEO対策をする上で、Googleからペナルティを受ける事は一番の痛手です。
この記事では、
「インデックスに関するSEO対策」
で、Googleからペナルティを受けない為のチェック項目を紹介しています。

チェックポイント
2020年頃からインデックスの基準が厳しくなってきており、近年はペナルティを受けていなくてもデータベースに記事がインデックスされない事があります。その原因の多くは「コンテンツの質」がインデックスの基準に達していないからです。記事を書く際は、量より質を意識します。
クローリング、インデックスまで説明したけど、次は何を説明するか覚えている?
スカーレット
バイオレットちゃん
そう、ランキングだね。Googleの検索エンジンは、クローリング、インデックス、ランキング、の3ステップで私たちのサイトを検索結果に表示させているんだよね。
スカーレット
ランキング
インデックスに登録されたページが、検索ワード(検索クエリ)に合わせて
順位付けされる事をランキング
と言います。
私たちがGoogleの検索結果で見ているのはランキングの結果です。
例えば、検索ワードが「SEO とは」だった場合、GoogleはSEOについて書かれているブログを1位、2位、3位とランキングして、検索結果に表示します。
ランキングに使用されているのが
「Googleランキングアルゴリズム」
と呼ばれるものです。
Googleは、検索エンジンの中で、複数のアルゴリズムを使い分けています。
ここでは、ランキングの際に使用されるアルゴリズムを「Googleランキングアルゴリズム」として紹介します。
アルゴリズムは、ある答えを導き出す為の計算方法の事ですが、ランキングに使用されているGoogleアルゴリズムを理解する場合、アルゴリズムを「公式」と読み替えると理解しやすいです。
私の場合、Googleランキングアルゴリズムをイメージする時、以下のような公式をイメージします。(実際はどのようなアルゴリズムかは不明です)
f(x1,x2,x3…)=Ax1+Bx2+Cx3+…=合計点
この公式で算出された合計点が高いブログから順に検索結果に表示されます。
関数の引数である、x1,x2,x3…は、Googleがブログの合計点を算出する際に使用する要素です。
A,B,C,はGoogleが定めた定数で、この値が大きい要素ほど合計点に大きな影響を与えます。
アルゴリズム(公式)を構成する要素は何百もあり、Google社の一部の人しかその内容を知らないと言われています。
また、どの要素が、どれ程検索順位に影響を与えているのかも公表されていません。
ただ、
- 検索ユーザーのブログ滞在時間
- 検索ワードがタイトルタグに含まれているか
- 検索ユーザーの1セッションあたりのページビュー数
といった事は、要素に含まれていると考えられています。
「Googleアップデート」という単語を聞いた事があると思いますが、これは、
アルゴリズムがアップデート(改良)された
という意味です。
アルゴリズムに、新しい要素が追加されたり、既存要素の重要度(定数)が変更されたりします。
Googleはランキングに使用されているアルゴリズムの構成要素は公開していないものの、
ランキングで高い評価が得られるSEO対策については公開しています。
この記事では、その内容について
「ランキングに関するSEO対策」
で解説します。
SEO対策チェックリスト
ここまでで、SEO対策の基礎知識である、
を理解する事が出来ました。
ここからは、具体的に
どのようにSEO対策を行うか
解説しますが、先に解説した通り、Google検索セントラルに沿ってブログを作成する事が最善のSEO対策です。
ですので、この記事で解説するSEO対策のチェック項目は全てGoogle検索セントラルに載っている内容です。
Google検索セントラルの内容を、どのように私たちのブログに落とし込めばよいのか、チェック項目にまとめました。
チェック項目は、以下の3つのグループに分かれます。
- クローリングに関するSEO対策
- インデックスに関するSEO対策
- ランキングに関するSEO対策
クローリング、インデックス、ランキング、それぞれに適切なSEO対策がありますので、是非、参考にして下さい。
バイオレットちゃん
SEO対策と、ひと口に言っても、3つに分類する事ができるのですね!
そうだね!クローリング、インデックス、ランキング、それぞれSEO対策の目的が異なるので、3つに分けて考えると理解しやすいね。
スカーレット
クローリングに関するSEO対策
この章では、
- クローリングに関するSEO対策
- インデックスに関するSEO対策
- ランキングに関するSEO対策
のうち、クローリングに関するSEO対策を解説します。
クローリングに関するSEO対策は、具体的には、私たちのブログを、いかに多くのクローラーに高頻度でクローリングして貰うかを考えます。
Googleの検索エンジンは、1回のクローリングだけでは、私たちが書いた記事ページのデータ全てをGoogleのデータベースサーバーに登録(インデックス)しません。
バイオレットちゃん
最初のクローリングはインデックスされる為のものと考えると良いよ!インデックスされた後、クローリングの頻度によって検索順位はもっと上がるよ。
スカーレット
どのようなアルゴリズムで登録するデータ量を決めているか分かりません。
ですが、1回のクローリングによって登録できるデータ量は少量な為、複数回に渡りクローリングして貰う事でより多くのデータがデータベースサーバーに登録されます。
例えば、私たちが10,000文字の記事を書いたとしても、Googleのアルゴリズムが以下のようなものだった場合、数回のクローリングでは私たちの記事内容の全てがデータベースサーバーに登録されない事が分かります。
以下、アルゴリズムの例。
- 1回のクローリングで記事内全ての文字(10,000文字)を取得する。
- ただし、データベースサーバーに登録するのは取得した文字の中から100文字までとする。
- 24時間経過毎にデータベースサーバーに登録されているデータから10文字削除する。
- 以上。
実際には、どのようなアルゴリズムを使用しているかは分かりません。
ただ、ここで大切なのは、私たちのブログは、
より多くのクローラーに高頻度でクローリングして貰う事
でデータベースサーバーに正しくブログ内容が登録され、結果的に検索結果の上位に入りやすくなる。
この、クローリングと検索結果の関係性を理解する事です。
ここからは、私たちのブログをより多くのクローラーに高頻度でクローリングして貰う為のチェックリストを見ていきます。

豆知識
クローリングの頻度をあげる事は強力なSEO対策です。いくら良い記事を書いてもクローリングの頻度が低いとGoogleに正しく評価して貰えません。SEO界隈では「被リンクを増やす」「内部リンクを増やす」といった事が重要と叫ばれていますが、その理由の1つにリンクを充実させる事でクローリングの頻度が上がる、という事があります。
もし、クローラーについての理解が不十分な場合は、以下の記事を読んで頂くと理解が深まります。
チェック1:XMLサイトマップをGoogleサーチコンソールに登録したか?

チェックポイント
チェック項目は、1〜34まであります。1〜11までがクローリングに関するSEO対策です。12〜17までがインデックスに関するSEO対策です。18〜34までがランキングに関するSEO対策になります。それでは、チェック1を見ていきましょう。
検索結果に私たちのブログを表示させるには、Googleのクローラーに私たちのブログに訪れて貰う必要があります。
Googleのクローラーは、リンクを辿って私たちのブログに訪れます。
ただ、ブログを開設して間もない頃は、外部サイトから被リンクを受けている事は無いので、Googleの検索エンジンに、私たちのブログのURLを送ります。
XMLサイトマップは、私たちのブログの全ての記事ページのURLが掲載されたものです。
XMLサイトマップをサーチコンソールを使用して、Googleの検索エンジンに登録する事で、クローラーはXMLサイトマップに掲載されているURLを参考に私たちのブログを訪れます。
ワードプレスでブログを運営している場合、
「GoogleXMLSitemaps」
という、XMLサイトマップを生成するプラグインを使用すると簡単にXMLサイトマップを生成、設置する事ができます。
バイオレットちゃん
ワードプレスだと数クリックでXMLサイトマップが作れるけど、XMLサイトマップをゼロから作るのは大変なんだ。
スカーレット
XMLサイトマップは、ドメインの直下に配置します。
例えば、以下のようなドメインがあった場合、
XMLサイトマップは、ドメインの直下に配置されるので、以下のURLにアクセスするとXMLサイトマップを見る事ができます。
https://example.com/sitemap.xml
XMLサイトマップには、以下のような記載があります。
<loc>https://example.com/sitemap-pt-post-2022-10.xml</loc>
<lastmod>2022-10-20T01:57:50+00:00</lastmod>
locタグで囲まれたテキストの最後を見ると、post-2022-10.xmlとなっているのが分かります。
これは、私たちが投稿した記事がxmlサイトマップに登録された年月です。
つまり、2022年、10月にXMLサイトマップに登録されたという事が分かります。
lastmodタグで囲まれたテキストを見ると、2022-10と記載されているのが分かります。
これは、この記事が更新された年月です。
私たちが書いた記事が更新された場合、XMLサイトマップも自動で更新されます。
Googleは、XMLサイトマップが更新された事に気づき、更新された記事にクローラーを向かわせます。
つまり、以下の流れで私たちの記事はクローリングされます。
- 新しい記事を投稿する
- XMLサイトマップに新しい記事のURLが自動で登録される
- Googleの検索エンジンがXMLサイトマップに新しいURLが登録された事に気づく
- Googleの検索エンジンは新しく登録されたURLにクローラーを送る
- 新しく投稿された記事がクローリングされる
記事を新しく投稿したり、更新する事で、検索順位が上がる事があります。
その理由は、記事を更新する事でクローラーが私たちのサイトをクローリングをしてくれたからです。

豆知識
XMLサイトマップは、新しく記事が追加された時の他、記事が更新された時も、更新日時をサイトマップに反映します。そして、その都度、クローラーが私たちのサイトに訪れます。記事の内容が変わってないにも関わらず、記事編集画面の「更新」ボタンを押してしまうと、記事の内容は変わっていないにも関わらず更新日時だけが変わる状態になります。こういった、記事の内容が更新されていないにも関わらず日時だけ更新されるケースが続くと、Googleはその後の更新を信用しなくなります。ですので、クローラーを呼ぶ事を目的に、不要な「更新通知」は避けます。
チェック2:新しく書いた記事(ページ)は他のページからリンクでアクセスできるか?
私たちのブログは、トップページや、カテゴリーページ、タグページ、記事ページ、といったページの集合体です。
100ページから構成されるブログもあれば、200ページから構成されるブログもあります。
新しく記事を書くと、ブログにページが追加されます。
ブログにページが追加されると、私たち人間は、新しいページを見る事が出来ます。
一方、Googleのクローラーは、リンクを辿ってしか新しいページに訪れる事が出来ない為、上の図のように、同じブログ内にある他のページから内部リンクを送る必要があります。
バイオレットちゃん
上の画像の場合、ページA〜EとページIは内部リンクで他のページと繋がってないわ。
よく気づいたね!内部リンクで他のページと繋がってないと、クローリング回数が減って検索順位が上がりにくいよ。
スカーレット
バイオレットちゃん
XMLサイトマップを用意しておけば、最低回数はクローリングして貰えるけど、検索上位にページを上げたい場合は、他のページと内部リンクで繋げてあげよう。
スカーレット
ワードプレスの場合、予め設定しておけば、新しく記事を投稿した際、自動でトップページに掲載されたり、他のページの最後に関連ページとして紹介されたりします。
ですので、クローラーは、そういった、トップページや、関連ページから内部リンクを介してアクセスする事ができます。
ただ、内部リンクで最も効果があるのは、
記事ページの本文中からの内部リンク
と言われています。
記事本文中からの内部リンクはクリックされやすい為、Googleはその動きを感知し、内部リンクの中でも特に重要なリンクであると認識すると考えられます。
GoogleアナリティクスもしくはGoogleサーチコンソールに登録すると、私たちのサイトの情報(ブログユーザーの動きなど)はGoogleに通知されます。Googleはブログユーザーが、どのページのURLをクリックして…何回スクロールして…といった細かな情報も把握しています。
スカーレット
ですので、検索結果の上位に表示させたい記事がある場合、
過去に書いた記事の本文中からリンクを送る
と高いSEO効果が見込めます。
チェック3:リンクを送る際はhref属性が指定されたタグを使っているか?
リンクを送る時、HTMLは、
<a href="https://example">テキスト</a>
のように記述します。
ワードプレスなどのCMS(コンテンツマネジメントシステム)を使用している場合は、初期設定で、このようにリンクが貼られています。

チェックポイント
SEO対策のポイントは多々ありますが、ワードプレスを使用している場合、細かなSEO対策はワードプレスがやっている事が多いです。もちろん、すべてのSEO対策をしているわけではないので、ワードプレスが初期設定でカバーしていない部分を知る事も大切です。大抵の場合、初期設定でカバーできていない部分に関しては、それを補うプラグインが用意されています。
注意が必要なのは、javascriptでプログラミングが出来る人です。
javascriptでは、クリックイベント(人間が文字をクリックする)でメソッドを発火させて画面を遷移する事ができます。
ですが、クローラーは、クリックする事が出来ない為、
人間は他のページにアクセスできるが、クローラーは他のページにアクセスできない。
といった現象が起こります。
これは、クローリングに関するSEO対策で不利に働きます。
ですので、上位表示させたいページがある場合は、そのページに対して、href属性を使用してリンクを送ります。
チェック4:関連ページにリンクを送る際、テキストリンクにしているか?
記事内に、その記事と関連性のあるページのリンクを貼る時は、テキストリンク(アンカーテキスト)を使用します。
例えば、他のページを紹介するリンクが、
詳細はこちら→https://seo-how-to.com/
となっているよりも、
詳細はこちら→SEOの手順を解説したブログ
となっているほうが、検索ユーザーもアクセス先の概要が分かって安心できます。
テキストリンクには、アクセス先のページに関連する単語を入れます。
例えば、紹介先のブログがSEOに関するブログであれば、テキストリンクには、「SEO」という単語が入ります。
私の場合、テキストリンクには、紹介先のページのタイトルをそのまま使用しています。
Googleがテキストリンクを高く評価する理由は、テキストリンクと、リンク先のサイトを、強く関連づけるからです。
例えば、上のテキストリンクをHTMLで記述すると以下のようになります。
<p>詳細はこちら→<a href="https://seo-how-to.com">SEOの手順を解説したブログ</a></p>
Googleは、a要素の属性値である
https://seo-how-to.com
と「SEOの手順を解説したブログ」というテキストをセットでデータベースサーバーに登録します。
こうする事で、Googleのランキングアルゴリズムは、
https://seo-how-to.com
のリンク先の概要を多角的に理解する事ができ、検索順位に良い影響を与えます。
バイオレットちゃん
いちいちテキストリンクを貼るのって面倒じゃないですか?
そうだね、テキストリンクを貼ったからといって、どれくらいSEOに影響を与えているのか見えづらいしね。ただ、テキストリンクは沢山あるSEO対策の中でもトップ10に入るくらい重要な対策なんだ。
スカーレット
バイオレットちゃん
SEO対策はすぐには結果が出ないけど、1つ1つのSEO対策をする事で数ヶ月後のサイトの明暗を分けるのですね。
その通り!GoogleもSEO対策の効果は早くても3ヶ月〜6ヶ月後に返ってくると公表しているよ。
スカーレット
バイオレットちゃん
チェック5:重要コンテンツをナビゲーションに配置しているか?
重要コンテンツ(多くの人に見て貰いたいコンテンツ)をナビゲーション(グローバルナビゲーション等)に配置する事で、クローラー、人間、それぞれにアクセスして貰える機会が増えます。
グローバルナビゲーションは全てのページに表示されるので、その分、内部リンクが増えるよ!
スカーレット
クローラーにアクセスして貰い、クローリングされる回数が増えると、その分、クローリングされたコンテンツの内容は、データベースサーバーに正しく登録され、結果的に検索結果の上位に表示されやすくなります。
また、Googleの検索エンジンは、検索ユーザーの動きを常に把握しています。
ナビゲーションにコンテンツを配置しておくと、検索ユーザーは、そのコンテンツをクリックしてくれます。
その「クリック」という動作(イベント)でさえもGoogleは把握しています。
Googleは、検索ユーザーに閲覧されているコンテンツは、価値のあるコンテンツであると認識します。
ですので、沢山クリックされ閲覧されているコンテンツは、価値のあるコンテンツと認識します。
私たちが書いた記事で、ブログを運営する上で得に重要な記事は、ナビゲーションやサイドバーなど、人間の目に付きやすい場所に配置します。

豆知識
たまに、ナビゲーションで、最初は閉じられていて、クリックすると項目が開かれる、といった動きをするものがあります。ですが、重要なコンテンツは常に開かれている状態にしておいたほうがSEOに効果があります。うまく使い分けをしましょう。
チェック6:広告を掲載している場合、クローラーがリンクを辿って広告サイトに移動しないようにしているか?
クローラーはリンクを辿りページ間を移動します。
クローラーが沢山訪れるページは、沢山クローリングされる為、検索結果の上位に表示されやすいです。
価値のあるページは、他のページからも被リンクを受ける為(紹介される為)、沢山クローリングされ、結果的に検索結果の上位に表示されます。
ただ、お金を払い、広告を出す事でも、他のページから被リンクを受ける事(紹介される事)が出来てしまいます。
Googleは、検索結果の上位には、価値のあるページを掲載したいと考えており、お金で被リンクを得たサイトは上位に表示させたくないと考えています。
ですので、広告リンクにはrel=”nofollow”やrel=”sponsored”を追加して、クローラーを送らないよう、私たちブログ運営者に促しています。
rel="nofollow"は以下のように記述するよ!
スカーレット
<p><a href="https://test.com" rel="nofollow">おすすめの化粧品を紹介</a></P>
バイオレットちゃん
ブロガーでも多少のHTMLの知識は必要なのですね。

チェックポイント
rel="nofollow"はリンク先のサイトにはクローラーを送らない属性です。rel="sponsored"はリンク先のサイトが広告主のサイトである事をGoogleに伝える属性です。ワードプレスの場合、初期設定では、どちらの属性も設定されていないので、自分で記述します。
チェック7:リンクを貼りすぎてないか?
ページに内部リンクを貼り、関連ページを紹介する事はSEOに有利に働きます。
ただ、内部リンクを貼りすぎるとGoogleのクローラーは、優先的にどのページをクローリングして良いか分からなくなります。
Googleのクローラーは、1度の訪問で何ページクロールするか決めています。
クロールするページ数は、各ブログによって異なります。
例えば、「クロールするページ数は1回の訪問で3ページまで」と決められているブログがあった場合、リンクが貼られすぎていると、私たちが狙っているページ(上位表示させたいページ)にクローラーが訪れる確率は下がってしまいます。
ですので、内部リンクを貼る際は、検索結果の上位に表示させたいページに対して、優先的に貼ります。
バイオレットちゃん
まんべんなく全てのページをクローリングして貰うよりも、上位表示させたい記事を絞って、そのページのクローリング回数を増やしたほうが良いという事でしょうか?
そうそう。この手法は検索結果の上位に表示されているサイトでは割と行われている手法で、そういった強豪サイトと競うには、私たちのサイトも上位表示させるページを絞る事が大切なんだ。
スカーレット
バイオレットちゃん
サイト内にある全てのページの検索順位が中途半端になるよりも、検索上位に表示されるページと、そうでないページをハッキリさせたほうが、サイト全体で見た時にメリットが大きいのか〜。
チェック8:適切にURLを生成しているか?
私たちが運営しているブログは、複数のページが集まったものです。
具体的には、トップページや、カテゴリーページ、タグページ、記事ページなどから構成されています。
カテゴリーページや、タグページは、ボタン1つで簡単に作れてしまいます。
ページが増える事は、新しくURLが生成されたという事でもあります。
例えば、
https://example.com
といったURLがある場合、「動物」のカテゴリーページを作成すると、以下のようなURLが生成されます。
https://example.com/category/animal/
作成したカテゴリーページに、「いぬ」「ねこ」「ライオン」「かば」といった記事が追加されていけば、カテゴリーページは充実したページになります。
逆に、カテゴリーページに1つの記事しか掲載されていなかった場合、そのカテゴリーページは内容の薄いページとなります。
こういった内容の薄いページが2、3ページなら良いのですが、ブログ全体に対して、こういったページの割合が増えると、クローラーが私たちのブログに訪れたとしても、内容の薄いページをクローリングしてしまう確率が高くなってしまいます。
ですので、新しくページを生成する際は、内容がしっかりしたページになるように計画します。
バイオレットちゃん
無計画にタグページやカテゴリーページを作るのは良くないのですね!
カテゴリーページを作る時は、そのカテゴリーに何記事くらい属するか予想すると良いよ!もし1つのカテゴリーに対して1、2記事しか書けない場合は、無理にカテゴリー分けしなくても大丈夫。
スカーレット

チェックポイント
記事をカテゴリーに分けたり、記事にタグを付ける理由は、他の記事との関係性を示す為です。例えば、ワードプレスの場合、記事の最後に「関連記事一覧」が自動で表示されます。ここに表示される関連記事は、同じカテゴリーに属している記事です。カテゴリー分けがされていないと、関連記事一覧に記事が表示されません。
チェック9:robots.txtファイルを使用してクロールの対象を管理しているか?
robots.txtはクローラーにクローリングして貰いたいURL、クローリングして貰いたくないURL、それぞれを記述するページです。
ワードプレスの場合、初期設定でrobots.txtが設置されているよ!
スカーレット
robots.txtを記述したらドメインの直下に配置します。例えば、
https://example.com
というドメインがあった場合、robots.txtがある場所は以下です。
https://example.com/robots.txt
主に、検索結果には載せたくないが、公開したい記事がある場合にrobots.txtを使用します。

チェックポイント
Googleのクローラーに限らず、スクレイピングプログラムなどでも、ページをスクレイピングする前に、robots.txtを読み、クローリング、スクレイピングが許可されていないURLからは情報を取得しない、というルールを守っています。
チェック10:クローラーが効率よくクローリングできるウェブサーバーを使用しているか?
ウェブサーバーがIf-Modified-SinceHTTPに適切に対応している事を確認します。
Googleの検索エンジンは、定期的に前回のクロール後に更新された記事が無いか、ウェブサーバーに問い合わせをします。
もし、前回のクロール後に更新されていた記事があった場合は、ウェブサーバーは更新があった記事のURLをGoogleに伝えます。
Googleは受け取ったURL先にクローラーを送り込み、更新された記事を再クローリングします。
ウェブサーバーがIf-Modified-SinceHTTPに対応していない場合、Googleの検索エンジンの問い合わせに対し、「更新された記事は無い」と返します。その為、再クローリングは行われません。

豆知識
一般的なレンタルサーバーでは、記事の更新状況をGoogleに伝えますが、もし心配な場合はサーバーの仕様を確認すると良いです。
Googleは検索結果を正確な情報かつ、鮮度の高い情報で埋めたいと考えているので、定期的に私たちのブログの状況を確認してくれるんだね。
スカーレット
バイオレットちゃん
こういった専門的な話を聞くとGoogleって本当にブロガーの味方なんだなって思います。
昔はスパムサイトも検索結果に表示されたりしてて、真面目に頑張っているブロガーが報われない事もあったけど、今はGoogleの方針を理解してブログを作成すれば、その分、成果として返ってくるよ。
スカーレット
チェック11:ページ内の画像、CSS、JavaScriptなどのファイルはクローリング、レンダリング可能か?
このチェック項目は、プログラマー向けのチェック項目なので、ブロガーの方は読み飛ばしてもOKです。
スカーレット
クローラーはHTMLの他、CSSやJavaScriptもクローリング、レンダリングします。
ですので、クローラーがHTMLファイルをクローリングできるようにするのはもちろん、javascriptを使用している場合は、人間を想定したイベント(クリックイベントなど)を介さないとメインコンテンツが表示されない、といったプログラムは書かないようにします。
また、画面が表示されるまでに何秒もかかるような、重い処理はさせないようにします。

豆知識
SPA(シングルページアプリケーション)など、javascriptで生成されるページの場合でもGoogleはページが生成されてから、ページをクローリングします。
インデックスに関するSEO対策
ここまでがクローリングに関するSEO対策のチェック項目だったよ。
スカーレット
バイオレットちゃん
お疲れさま!こんな感じで、インデックスに関するSEO対策とランキングに関するSEO対策についても解説していくよ。
スカーレット
バイオレットちゃん
この章では、
- クローリングに関するSEO対策
- インデックスに関するSEO対策
- ランキングに関するSEO対策
のうち、インデックスに関するSEO対策を解説します。
インデックスに関するSEO対策では、
Googleからペナルティを受けないブログ運営
について考えます。
SEO対策には様々な種類の対策がありますが、インデックスに関するSEO対策は、攻めのSEO対策というより、守りのSEO対策です。
インデックスに関するSEO対策を完璧にしたとしても、私たちのブログの検索順位は上がりません。
ただ、インデックスに関するSEO対策をする事で、私たちのブログはGoogleからペナルティを受ける心配が無くなります。
インデックスに関するSEOの知識が無いと、無意識のうちに禁止行為をしてしまう事があり、それが原因でGoogleからペナルティを受ける可能性もあります。
ですので、これから解説するチェック項目を確認して、健全なブログ運営を行います。
チェック12:コピーコンテンツを作っていないか?
Googleは検索結果に同じような内容のコンテンツを並ばせないようにしています。
その方法として、コピーコンテンツ(重複コンテンツ)の排除があります。
悪質なコピーサイトにはペナルティを与えて検索結果に表示させない(データベースからインデックスを外す)ようにしているのです。
コピーコンテツの排除は、機械によって行われる場合もあれば、人間の目視によって行われる場合もあります。

豆知識
人間の目視によってコピーコンテンツと判断された場合、サーチコンソールの「手動による対策」に通知がきます。手動による対策は「手動ペナルティ」と呼ばれる事もあります。
コピーコンテンツの排除は、人間の目視によっても行われる為、他のサイトの文章を少し変えただけではオリジナルコンテンツとして認めてもらえない事もあります。
一番はオリジナルの情報を掲載する事ですが、それが難しい場合は、既存の情報に何かしらの付加価値を与えます。
付加価値を与える方法で、最も使われている手法が「リパッケージ」です。
リパッケージは以下の手順で行います。
- パッケージしなおす情報を複数用意する(WEBサイト、本、人から聞いた話)
- それら複数の情報を1つの記事にまとめる
とてもシンプルな方法ですが、同じ情報でも解説の仕方や、解説する人が変わると、その情報の価値も変わります。
バイオレットちゃん
プログラミングができる人は、他にも色んな付加価値のアイデアが思いつきそうね。
プログラミングができるとオリジナルコンテンツを作りやすくなるよ。このサイトも、ブログとSNSを組み合わせる事が付加価値になるのでは?と考えて作ったんだ。
スカーレット
バイオレットちゃん
こういった点ではプログラミングができる人が羨ましいわ。
チェック13:被リンクを意図的に操作していないか?
他のブログから被リンクを受ける事は以下のようなメリットがあります。
- クローリングの回数が増える
- アンカーテキストの場合、アンカーテキストと記事の間に、強い関係性がある事をGoogleに示す事ができる
その結果、Googleからより高い評価を受け検索結果の上位にブログが表示されやすくなります。
SEO対策の手法は沢山ありますが、
「外部ブログから被リンクを受ける。」
というSEO対策は検索順位にとても大きな影響を与えます。
その為、外部ブログからの被リンクは悪用される事もあります。
具体的には、自作自演の被リンクです。
自然発生的に被リンクを受けるのではなく、
リンクを購入したり、自分で作ったブログからのリンクを送る行為です。
こういった、自作自演の被リンクをすると、被リンクを受けているブログはペナルティを受ける事になります。

チェックポイント
「人工的に作られた被リンクを受けすぎるとリンクを受けているブログはペナルティを受ける」というルールを悪用して、競合サイトに人工的に作られた被リンクを送り、競合サイトの順位を下げる「逆SEO」をしている業者もあるようです。逆SEOをされた場合Googleにその旨を通知する事でペナルティは解除されます。
チェック14:キーワードを乱用していないか?
検索ユーザーの検索キーワードを想定し、それに合わせてコンテンツを作る事をGoogleは推奨しています。
ブログ記事のタイトルや、記事本文中に、検索ユーザーの検索キーワードを使用すると、そのキーワードで検索された時、私たちのブログは検索結果の上位に入りやすくなります。
ただ、検索キーワードを意識しすぎるあまり、コンテンツ内に不自然にキーワードが出現した場合、それはキーワードの乱用とみなされます。
不自然なキーワードの出現とは、以下の例文ようなものです。
例文:SEO対策は難しいように感じますが、SEO対策に必要なSEO対策の知識をSEO対策に関するブログや本を読むとSEO対策はさほど難しくない事が分かります。
この例文の場合、「SEO対策」というキーワードを乱用しているのが分かります。
また、記事タイトルを決める際も、検索ユーザーの検索キーワードを詰め込みすぎて、記事タイトルと記事本文の内容が乖離している場合、それもキーワードの乱用とみなされます。
バイオレットちゃん
記事タイトルにキーワードを入れないと、そのキーワードでは検索上位に表示されないんでしたよね。
よく覚えていたね!検索エンジンは記事タイトルに含まれているキーワードをとても重要なワードと認識しているよ。
スカーレット
バイオレットちゃん
それくらい重要な意味を持つので、記事タイトルにキーワードを詰め込みすぎるとペナルティを受けるんだね。
チェック15:リダイレクトを設定していないか?
人間とクローラー、それぞれに異なるコンテンツを表示するためのリダイレクトは、ペナルティの対象になります。
JavaScriptを使用すれば、人間の動き(マウス操作、キーボード操作など)を検知して、他のブログにリダイレクト(他のブログにユーザーを移動させる)させる事が可能です。
ですが、そうした場合、人間は他のブログへ移動できても、
クローラーは移動する事ができず、元のブログへ取り残されたまま
です。
Googleの検索エンジンは、取り残されたブログをクローリング、インデックス、ランキングしますが、実際に人間が、そのブログにアクセスすると他のブログにリダイレクトされていまいます。
このような状況を作らない為にも、
リダイレクトの設定をする場合は、人間とクローラーともに同じページに移動
できるようにします。
バイオレットちゃん
リダイレクトはブログを別のドメインに引っ越しする際に使用しますね。
そうだね、ドメインの引っ越しでリダイレクトさせる場合はペナルティにならないから安心してね。
スカーレット
バイオレットちゃん
チェック16:テキストやリンクを隠していないか?
Googleは以下の行為を禁止しています。
- テキストやリンクの色をサイトの背景色と同じ色にする
- 文字の大きさを極端に小さくする
こういった事をすると、人間は文字を読む事が出来なくなります。
ですが、グーグルのクローラーは文字が小さくても、色が何色でも文字を読む事ができます。
つまり、同じコンテンツでも、人間とクローラーで見え方が異なってしまうのです。
Googleは、クローラーと人間、ともに同じコンテンツが提示させる事を望んでいます。
チェック17:他ページへ誘導する事のみを目的としたページを作っていないか?
誘導ページとは、そのページ自体には検索ユーザーが求めている情報は載っておらず、その代わり、ある特定のページへ移動させる事を促しているページです。
具体的には、検索ユーザーが使用するであろう検索キーワードを使用して中身の無いサイトを大量に作成し、集まったアクセスを本命のサイトに誘導する、といった事です。

豆知識
今は検索エンジンの性能も上がっており、中身の無いサイトは自動的にインデックスから外されます。
普通にブログ運営をしていれば問題ないので安心して下さい。
スカーレット
バイオレットちゃん
世の中には、ずる賢い方法でアクセスを集めようとする人がいるのね。。
ランキングに関するSEO対策
バイオレットちゃん
スカーレット先生!ランキングに関するSEO対策までようやくたどり着きましたね!
解説している本人が言うのもあれだけど、こうやって見るとSEOって覚える事が沢山あるね。
スカーレット
バイオレットちゃん
でもSEOをマスターすればブログにアクセスが集まるようになるって考えると疲れも吹っ飛びます!
では最後、ランキングに関するSEO対策を見ていこう!
スカーレット
この章では、
- クローリングに関するSEO対策
- インデックスに関するSEO対策
- ランキングに関するSEO対策
のうち、ランキングに関するSEO対策を解説します。
ここまでで、クローリングに関するSEO対策と、インデックスに関するSEO対策を確認してきましたが、ランキングに関するSEO対策は、これらの対策に比べて、少し毛色が異なります。
クローリング、インデックスに関するSEO対策は、対策をすれば、その分の成果が返ってきます。
- クローリングに関するSEO対策をする→より多くクローリングされるようになる
- インデックスに関するSEO対策をする→Googleからペナルティを受けずにブログ運営できる
といった具合です。
一方、ランキングに関するSEO対策は、対策をしても、必ずしも成果が返ってくるものではありません。
ランキングに関するSEO対策を一言で言うと、検索ユーザーを、私たちのブログのファンにする為の対策です。
対、人間のSEO対策の為、成果が返ってくる保証はありません。
SEO対策で最も難しいのが、ランキングに関するSEO対策で、最も差が開く部分です。
ただ、これから解説する項目を正しく理解して頂ければ、他のブログ作成者より有利な状態でブログ運営ができますので、是非、参考にして頂ければと思います。
ランキングに関するSEO対策は、確認する項目が多いため、各項目を以下2つのSEO対策に分類させます。
- ブログ全体に関するSEO対策
- 記事に関するSEO対策
両対策に共通して言えるのは、Googleは、私たちのブログ上で検索ユーザーがどのような動きをしているか?
を事細かく把握していて検索ユーザーの動き方によって、私たちのブログの評価を変えているので、
検索ユーザーに私たちのブログのファンになって貰いGoogleから高い評価を得られるような動きをして貰う
為の対策である、という事です。
とても大切な事なので、具体的に解説します。
Googleは、私たちがGoogleAnalyticsを使用する為にブログ内に配置したコード(JavaScriptコード)を使用して、私たちのブログ上で検索ユーザーがどのような動きをしているか把握しています。
<!-- Google tag (gtag.js) -->
<script async src="https://www.googletagmanager.com/gtag/js?id=***"></script>
<script>
window.dataLayer = window.dataLayer || [];
function gtag(){dataLayer.push(arguments);}
gtag('js', new Date());
gtag('config', '***');
</script>
このようなコードを、GoogleAnalyticsを使用する際に、ブログの<head>タグ内に設置したと思います。
Googleも公表していますが、イベント発生時、このコードを介して私たちのブログからGoogleの検索エンジンに、以下の情報が送られるようになっています。
- イベントの種類
- イベントに関する情報
イベントとは、検索ユーザーが私たちのブログ上で起こした動作を指します。
イベントの種類には以下のようなものがあります。
- マウスイベント・・・コンピューターのマウスを検索ユーザーが、私たちのブログ上で操作する事。マウスのクリック、ダブルクリック、押す、離す、右クリック、カーソルの移動、テキストの選択、これらの操作がマウスイベントになります。
- キーボードイベント・・・コンビューターのキーボードを検索ユーザーが、私たちのブログ上で操作する事。キーボードのキーの上がり下がりが、キーボードイベントになります。
- タッチイベント・・・スマートフォンのようなタッチ反応画面を介して、私たちのブログが操作されるのがタッチイベントになります。
- 入力イベント・・・私たちのブログ内にある入力フォームに、フォーカスが当たったり、文字が入力されたり、送信ボタンが押されたりするのが、入力イベントになります。送信された情報の内容によっては、Googleの検索エンジンに送られるようになっています。
この他にも様々なイベントがありますが、Googleは、イベントが発生する度に、私たちのブログが検索ユーザーにどのように使用されているか確認しています。
先に解説した通り、ランキングに関するSEO対策を一言で言うと、検索ユーザーを、私たちのブログのファンにする為の対策です。
検索ユーザーに私たちのブログのファンになって貰いGoogleから高い評価を得られるような動き(イベント)をして貰います。
まずは、ブログ全体に関するSEO対策から解説します。
ブログ全体に関するSEO対策
ランキングに関するSEO対策は、大きく2つに分ける事ができます。
- ブログ全体に関するSEO対策
- 記事に関するSEO対策
この章では、
- ブログ全体に関するSEO対策
について解説します。
ブログ全体に関するSEO対策は、ブログを構築する際に行うSEO対策です。
ブログ作成に便利なワードプレスは、ここで解説しているSEO対策を私たちに代わって行っている事もありますが、中には私たち自身で設定しなくてはいけない事もあります。
ブログの設定はSEOの基本だよ!設定項目によっては、間違って設定するとSEOに大きな影響を与えるので注意してね。
スカーレット
バイオレットちゃん
「設定」って聞くとパソコン音痴の私はビビってしまいます。
大丈夫!ワードプレスを使用している場合は簡単な操作で設定可能だから安心してね!
スカーレット
チェック18:ブログのURLが「https://」になっているか?
私たちのブログが検索ユーザーのパソコンの画面に表示される時、検索ユーザーのパソコンと、私たちがレンタルしているレンタルサーバーは互いに通信(データのやりとり)しています。
レンタルサーバーから、検索ユーザーのパソコンにデータが送られたり、逆に、検索ユーザーのパソコンからレンタルサーバーにデータが送られたりします。
その際に、使用されている通信規格(通信ルール)が、httpです。
ただ、httpを使った通信の場合、検索ユーザーとレンタルサーバーの間で、
データが漏洩してしまう恐れ
があります。
その為、http://から始まるブログに検索ユーザーがアクセスすると、パソコンの画面に、「このブログは安全ではありません」と警告文が表示されます。
ですので、ブログをSSL化し通信を保護します。
SSL化に成功すると、私たちのブログのURLは、https://から始まるURLになります。

豆知識
ワードプレスでは基本設定からSSL化が可能ですので、ブログを開設したら必ずSSL化します。
チェック19:ページの表示速度を確認したか?
良質なページであっても、そのページにアクセスするのに何秒もかかるとユーザーはアクセスするのを諦めます。
ワードプレスなど、アクセスがあってからページを構成するシステムは、アクセスが集中すると表示速度が遅くなる傾向にあります。
ページの表示速度を改善するのに最も効果があるのが、使用するサーバーを高速サーバーにする事です。
また、ページの表示速度が適切かどうかを調べるには、PageSpeedInsightsを使用するのが良いです。
ページの表示速度を上げるには、以下の方法があるよ!
スカーレット
- 契約しているレンタルサーバーのグレードを上げる
- ワードプレスを使用している場合、テーマを変える
- 使っていないプラグインを停止させる
- 画像の解像度を上げすぎない
バイオレットちゃん
なんの目的でインストールしたか分からないプラグインがあるので見直しは必要ですね。
そうだね、ブログ運営に慣れてきたら、どこかのタイミングでプラグインの見直しは必要かもね。他の人は「便利」と言っていても、自分の場合は不要だった。という事もあるからね!
スカーレット
バイオレットちゃん
選ぶコツは、人気のあるテーマを選ぶ事だね!テーマって不定期で更新作業(バージョンアップ)が必要なんだ。人気の無いテーマは更新が出来なくなるので、そうなるとページ速度以外にも色々と問題が出てくるよ。
スカーレット
チェック20:あらゆるデバイスで正しく表示されるページになっているか?(モバイルフレンドリーなページになっているか?)
ワードプレスの場合、レスポンシブデザインのテーマを使用する事で解決します。
現在、公開されているワードプレステーマの殆どがレスポンシブデザインです。
私たちのサイトがモバイルフレンドリーに対応しているかどうかは、モバイルフレンドリーテストで確認できます。

豆知識
ワードプレスでブログを作成している場合は、テーマの作成者がモバイルフレンドリーに対応させているので問題ありませんが、他の方法でサイトを作成する場合、レイアウトや文字の大きさなど、モバイルフレンドリーの条件は多岐に渡るので、それらをクリアします。
チェック21:HTMLサイトマップを用意しているか?
サイトマップには2種類あります。
- XMLサイトマップ
- HTMLサイトマップ
XMLサイトマップはGoogleクローラー向けのサイトマップで、HTMLサイトマップは人間用のサイトマップです。
XMLサイトマップを作成し、Googleサーチコンソールに登録する事で、XMLサイトマップを参考にGoogleクローラーが私たちのブログに訪れます。
HTMLサイトマップは、ブログ内の記事が全て書かれたメニュー表のようなものです。
検索ユーザーは私たちのブログのHTMLサイトマップを見てブログの全体像を把握します。
HTMLサイトマップがあると、検索ユーザーが2ページ目、3ページ目、と私たちのブログを複数ページ読んでくれやすくなります。
チェック22:ユーザーの動線計画はされているか?
検索ユーザーに、私たちのサイトのリピーター(複数回にわたりサイトを訪れてくれる人)になって貰うためにはコンテンツの見せ方や、見せる順番も大切になります。
その計画が、ユーザーの動線計画です。

豆知識
サイトのPV数をあげるにはサイトのリピーターを増やす事が大切です。リピーターが増えるとサイトの評価があがり、結果的に新規のユーザーも増えます。
一般的に、検索ユーザーは以下の流れで私たちのサイトのリピーターになってくれます。
- 1ページ目の記事を読む
- 1ページ目に関連する2ページ目を読む
- 他に読むべき記事が無いか探す
- 沢山ある場合はサイトをブックマークして何回かに分けて読もうとする
この流れを作る為にも
- 記事ページの下に関連記事一覧を表示させる
- トップページに、検索ユーザーに読んで貰いたい記事を配置する
- サイト内の記事をどの順番で読むべきか知らせる
といった工夫を行います。
バイオレットちゃん
サイト訪問者の方に「このサイトを読み返したい」と思って貰う事が大切だよ。
スカーレット
チェック23:使いやすいページ階層にブログがデザインされているか?
例えば、ブログのテーマが四季の食材に関するブログだった場合、「ナス」に関する記事は「夏の食材」というカテゴリーに含まれていると、検索ユーザーは記事を見つけやすいです。
トップページ>夏の食材のカテゴリーページ>ナスのページ
「白菜」の場合であれば、
トップページ>春の食材のカテゴリーページ>白菜のページ
となります。
このように、トップページからいきなり記事ページに飛ぶのではなく、カテゴリーページやタグページを挟む事をGoogleは推奨しています。

チェックポイント
「ページ階層」と聞くと難しく感じますが、やるべき事は簡単で、各々の記事をカテゴリー分けするだけです。
チェック24:ユーザーは「クリック」や「タップ」などの操作をせずとも、そのページで最も重要な情報を閲覧可能か?
ページ内での重要コンテンツは、ドロップダウンなどのタップ操作で見れる状態にするのではなく、最初から見れる状態にしておきます。
サイトによっては、タップ操作をすると「文章が表示される」等の動きを持つサイトもありますが、後から表示される文章は、Googleから高い評価を受けにくいです。
ですので、重要なコンテンツは、ページを開いた段階で閲覧可能にします。

豆知識
GoogleはHTMLの他、CSSもクローリングする為、どの文章が表示されてて、どの文章が非表示になっているか見分ける事ができます。
動きのあるサイトのほうが検索ユーザーは興味を示すけど、Googleがそれをどう判断するかは検索エンジンの仕組みを理解していないと想像できないです。
スカーレット
チェック25:コンテンツのURLを見ただけで、それがどのようなコンテンツかを把握できるか?
ページのURLを設定する際は、そのURLを見ただけでページ内容がある程度把握できるようにします。
例えば、「SEOのインデックスに関するページ」を作成した場合はURLは以下のようになります。
https:// example.com/seo-index

チェックポイント
ワードプレスでURL(パーマリンク)を変える場合、基本設定から変更する事ができます。
パーマリンクを変えると、それまで得ていた被リンクが無くなります。
ですので、パーマリンクの設定は、サイトを開設したらまず最初に行います。
バイオレットちゃん
すでに被リンクを沢山得ているサイトはパーマリンクを変えないほうが良いですか?
それは難しい判断だよね。被リンクといっても、どのサイトからの被リンクなのか?具体的に幾つリンクを受けているのか?も重要になってくるので、個別に判断するしかないんだ。
スカーレット
記事に関するSEO対策
ここまでは、ランキングに関するSEO対策の2種類のうちブログ全体に関するSEO対策について解説しました。
- ブログ全体に関するSEO対策
- 記事に関するSEO対策
ここからは、記事に関するSEO対策について解説します。
記事に関するSEO対策は、新しく記事を投稿する度に確認するSEO対策です。
記事毎に設定する事ができるので、解説を読んだらすぐに実践できるSEO対策でもあります。
記事に関するSEO対策は、すでに記事を書いている場合は、すぐに実践できて効果も感じやすいので是非、参考にして下さい。
スカーレット
チェック26:検索ユーザーが検索しているキーワードが記事タイトルに含まれているか?
Googleの検索エンジンは検索ユーザーの検索キーワード(クエリ)が私たちのブログ内に含まれているかを重視しています。
また、含まれている場合でも、サイト内のどこに含まれているかによって評価を変えます。
最も評価されるのは記事タイトル(<title>タグ)で、h1タグ、h2タグ、h3タグ…と続きます。
タイトルタグは、ページ中の<head>内に配置します。

チェックポイント
ワードプレスの場合、記事作成画面で入力した記事タイトルが、自動でタイトルタグに反映されます。
検索ユーザーが検索しているキーワードを記事タイトルに含める事は大切ですが、既に検索ユーザーが求めるコンテンツがネット上に存在する場合は多くのアクセスを集めるのは難しいです。
ですので、多くのアクセスを集めたい場合は、検索クエリは存在するものの、そのクエリに対しての回答がまだ存在しないコンテンツを作るのが良いです。
その為に、キーワード選定を行います。
キーワード選定をする場合、キーワードプールを使うと効率良くアクセスが集まりやすいキーワードを見つける事ができます。
バイオレットちゃん
キーワードプールは、スカーレット先生が作ったWEBアプリなんですよね!
そうだよ!使いかたが分からなかったら、何でも聞いて。
スカーレット
チェック27:検索ユーザーがクリックしたくなるタイトルとスニペット(meta description)か?
検索結果に私たちのページが表示された時、検索ユーザーはページのタイトルと説明文(スニペット)を見てアクセスするかどうかを決めます。
ですので、ページのタイトルは検索ユーザーが探している情報が私たちのページに載っている事が伝わるようにします。

豆知識
スニペットも設定する事ができますが、スニペットを設定しなくてもGoogleが自動で記事本文から抜粋してくれます。
バイオレットちゃん
スニペットを自分で設定する効果ってどれ位あるのかしら?
効果を数値化するのは難しいけど、感覚的には記事タイトルに比べると効果は高くないと思うよ。
スカーレット
バイオレットちゃん
検索結果を見る時、記事タイトルは目に入ってくるけど、スニペットまで読むことって多く無いかも。
チェック28:記事タイトルと記事の内容はマッチしているか?
記事タイトル内に検索ユーザーが検索しているキーワードが含まれている場合SEOに有利に働きます。
ですが、記事タイトルの内容と、記事本文の内容が大きく乖離していると、Googleからスパム記事とみなされペナルティを受ける事があります。
記事タイトルと、記事本文には以下の関係があります。
- 記事タイトル・・・お題(Question)
- 記事本文・・・お題に対する回答(Answer)
記事を書く作業は、自分にお題を出して、そのお題に回答する作業です。
お題に対して、その回答が無いのは不自然です。
ですので、記事タイトルと記事内容をマッチさせます。
チェック29:見出しタグを適切に使用しているか?
一般的に見出しタグ(h1、h2、h3…)はタグに囲まれているテキストをページ上の通常のテキストよりも大きく表示させます。
その為、ユーザーは重要な部分であるという視覚的な手がかりとなり、見出しの下に続く内容について理解しやすくなります。
また、検索エンジンも見出しに使用されているキーワードを、その記事において重要なキーワードと認識します。
見出しタグは、見栄えを整える為だけでなく、SEOにおいても重要な役割を持っているよ。
スカーレット
チェック30:正確、明確、包括的なコンテンツを作成しているか?
コンテンツを作る時は包括的(網羅的)にまとめる事をGoogleは推奨しています。
例えば、テキストの量が大きくなった場合、数ページに分けてまとめるのではなく、1ページに全てのテキストを入れる事で包括的なコンテンツとなります。
バイオレットちゃん
Googleが推奨している記事の書き方をしないと検索結果に表示されないのでしょうか?
検索結果には表示されるけど、Googleが推奨している書き方で書いている記事よりも下に表示されやすいよ。
スカーレット
バイオレットちゃん
アクセスを集める記事を書くにはGoogleのガイドラインに沿った書き方をすべきですね。
スカーレット
バイオレットちゃん
チェック31:そのコンテンツは専門家が作ったものか?

豆知識
Googleは、人の目でコンテンツを評価する場合があります。特に、E-E-A-T(Experience(経験)Expertise(専門性)Authoritativeness(権威性)Trustworthiness(信頼性))など、機械では判断しにくい部分はGoogle側の人が判断しています。
経験、専門性、権威性、信頼性を提示するには著者情報が必要です。
自分がその分野に関して、どういった知識があって、どういった実績があるのかを提示します。
特に、YMYL(Your Money or Your Life)の分野では、E-E-A-Tの評価が厳しく、公的な組織や企業でないと認めて貰えない場合があります。
バイオレットちゃん
YMYLの分野って、具体的にどういった分野ですか?
以下のような分野がYMYLに該当すると言われているよ!
スカーレット
- ニュース、時事情報
- 政治や法律に関する情報
- 金融情報
- 健康と安全に関する情報
- 医療情報
- ショッピング
- 人種・宗教
バイオレットちゃん
個人がこの分野でブログを開設するのは避けたほうが良いのでしょうか?
個人の場合でも、サイトにこれまでの経歴や所属している組織を提示すれば、E-E-A-Tで有利に働くけど、法人と比べるとやはりE-E-A-Tでは劣るよ。どうしても、その分野でブログを開設したい場合は、法人登記をして.co.jpドメインなど法人専用のドメインを取得したほうが良いね。
スカーレット
バイオレットちゃん
チェック32:画像の説明(alt属性)をしているか?
画像のalt属性の属性値には画像の説明を記述します。
HTMLでは以下のようになります。
<img src="https://example.com/image/cat.jpg" alt="かわいい猫">
この例の場合、cat.jpgという画像の説明が、かわいい猫、という事になります。
ワードプレスを使用している場合、「代替テキスト」から編集する事ができます。
alt属性の属性値は、電波が悪いなどの理由でデータ量の大きい画像を表示する事が出来なかった場合に、画像の代わりに表示されます。
また、検索ユーザーがスクリーンリーダーを使用している場合、alt属性の属性値が読み上げられます。
スクリーンリーダーとは視覚障害のある方の為にブログ内のテキストを読み上げてくれるソフトウェアです。
テキストを読み上げる為、ブログ内の説明に、alt属性の属性値の無い画像が使われていると、その画像は読み上げられません。
チェック33:コンテンツの邪魔になる広告が表示されていないか?
コンテンツ内に広告を表示させる場合は、コンテンツの邪魔にならないように配置します。
ユーザーが混乱してしまう広告の配置(コンテンツと広告が混在している等)をした場合、広告がクリックされる確率は高くなりますが、広告先での商品購入率は下がります。
Googleは、こういった広告の配置を嫌っており、コンテンツと広告を明確に分ける事を推奨しています。
バイオレットちゃん
次のページのボタンをクリックしようとしたら突然広告が現れて誤タップした経験があるわ。
そういった広告が、まさしくコンテンツの邪魔になる広告だね。
スカーレット
チェック34:サイトを宣伝しているか?
サイトの価値はユーザーがサイトを使えばその分あがっていきます。
価値の高いサイトは検索結果の上位に表示されやすくなります。
逆を言えば、検索結果の上位に表示されていないサイトは、ユーザーが増えずサイトの価値が上がらない為、検索上位に浮上するのに時間がかかります。

チェックポイント
Googleは、そのサイトがどのようにユーザーに使われているかを細かく把握し、評価しています。その為、そもそもユーザーがいないサイトは、Googleも評価する事ができません。
ですので、サイトを開設して間もない頃は特に、検索結果以外からのサイトへの流入が重要になります。
検索結果以外からの流入で有効なのがSNSからの流入です。とくにツイッターは多くの人の目に止まるのでおすすめです。
スカーレット
まとめ
ここまでSEO対策について解説してきましたが、私たちのブログにアクセスを集めるには、SEO対策の他に、情報が豊富で便利なブログにする必要があります。
実は、
SEO対策=アクセスを集める技術
では無いです。
SEO対策=検索エンジンにブログを正しく評価して貰う技術
です。
ですので、30点のブログをSEO対策しても30点のブログとして検索エンジンに評価されます。
30点のブログではアクセスを集める事ができません。
アクセスが集まるかどうかは、以下の2点で決まります。
- 情報が豊富で便利なブログになっている
- SEO(検索エンジン最適化)がされている
- SEO(検索エンジン最適化)がされている
は、この記事で確認したチェック項目を全てクリアすれば大丈夫です。
つまり、SEOは勉強すれば誰でも出来る再現可能な事です。
サイト作成の「基礎」と言っても良いと思います。
一方で、
- 情報が豊富で便利なサイトになっている
はユーザー目線の対応が求められるので、個人差が出てきます。
こちらは、サイト作成の「応用」と言えます。
検索結果で差がでるのは「1.情報が豊富で便利なサイトになっている」です。
ですので、私たちは
「どうすれば他のサイトよりも情報が豊富で便利なサイトが作れるか?」
を考える事が大切になります。
バイオレットちゃん
便利なサイトにするには、サイトの構成、機能、デザインなど様々な要素があるから「こうすれば上手くよ!」というのは無いんだ。
スカーレット
バイオレットちゃん
他のサイトを見て「良いな」と思った機能を取り入れたり、自分のアイデアを試したりしてみると良いね。
スカーレット
著者情報
名前:スカーレット
2010年からWEBサイトやWEBアプリを作成しています。最初は趣味でブログを書いていましたがSEOを勉強するのが楽しくなり、そのままブロガーとして独立しました。その後、記事を書くだけでは物足りなくなり自分でWEBアプリの作成をスタート。現在はブロガー兼プログラマーとして活動しています。このWEBアプリ(ブロトーク)もDjangoで自作しました。ブロトークはブログとSNSを合体させたようなWEBアプリです。ブログを読んで気づいた事や感想などあれば、気軽にメッセージを送って頂ければと思います。WEB技術を一緒に勉強していけたらと思います。
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