さくらのVPSでubuntuを選択した場合のSSH接続方法

さくらVPSのOSにubuntuを使用

さくらのVPSをSSH接続にて管理したいと思いました。さくらのVPSでは丁寧に接続方法が解説されていました。さくらのVPSでは、OSにCentOSを使用している場合の解説でした。私は、OSにubuntuを使用したいと考えていました。その為、解説とは少し違ったところがありました。ここでまとめるのは、私が実際に接続した際のポイントになります。

SSH接続の流れ

ステップ１：SSH接続をするには、SSHキー（秘密鍵と公開鍵）を作成し、接続先に公開鍵を配置し、接続元に秘密鍵に配置します。

ステップ２：秘密鍵、公開鍵に関連するフォルダ、ファイルのパーミッションを変更します。秘密鍵はローカル環境（自分のパソコン）に配置するのでターミナルから編集可能ですが、公開鍵はサーバーに配置されるので、さくらのVPSのコンソールを使用して公開鍵のパーミッションを変更します。コンソールに接続する際、管理ユーザー名は、OSにUbuntuを使用した場合「ubuntu」となります（OSにCentOSを使用した場合は、「root」です）。パスワードは、サーバーパネルにログインする際に使用したパスワードです。

ステップ３：ターミナルから接続を行います。SSHキーを作成した際に設定したパスワードを求められます。

ステップ1：SSHキーを作成、設置する

SSHキーを作成するには以下のコマンドを使います。

$ ssh-keygen

SSHキーは、秘密キーと公開キーの2種類作成されます。作成の途中でパスワードの設定がありますので、パスワードを覚えておきます。

秘密キーが記載されたファイルの場所は以下です。

/home/your_home/.ssh/id_rsa

公開キーが記載されたファイルの場所は以下です。

/home/your_home/.ssh/id_rsa.pub

秘密キーは自分のパソコンに保存し、公開キーはSSH接続の接続先サーバーへ保存します。

さくらのVPSの場合、サーバーパネルを使いOSをインストールする際に、公開キーの設定項目がありますので、そこから公開キーを保存します。

さくらのVPS公式ページで公開キーの設定方法が解説されています。

保存される先は、さくらのVPSの以下のファイルになります。

/home/your_home/.ssh/id_rsa.pub

ステップ2：SSHキーのパーミッションを変更する

秘密キーと公開キーを所定の場所へ設置できたら、それぞれのフファイルに関係するパーミッションを変更します。

変更するパーミッションは以下の3つです。

・.sshディレクトリ：パーミッションを700とする。

・秘密キー：パーミッションを600か400とする。

・公開キー：パーミッションを600か400とする。

.sshディレクトリ：パーミッションを700とする。

自分のPCのターミナルに以下のコマンドを入力します。

$ chmod 700 /home/your_home/.ssh/

秘密キー：パーミッションを600か400とする。

自分のPCのターミナルに以下のコマンドを入力します。

$ chmod 600 /home/your_home/.ssh/id_rsa

公開キー：パーミッションを600か400とする。

さくらのVPSのサーバーパネル、コンソールを使用してパーミッションを変更します。

コンソールに接続する際、管理ユーザー名は、OSにUbuntuを使用した場合「ubuntu」となります（OSにCentOSを使用した場合は、「root」です）。パスワードは、サーバーパネルにログインする際に使用したパスワードです。

$ chmod 600 /home/your_home/.ssh/id_rsa.pub

ステップ3：ターミナルから接続する

SSHキーの設置、パーミッションの変更ができたら、自分のPCのターミナルに以下のコマンドを入力します。

$ ssh ubuntu@さくらのVPSのIPアドレス

パスワードを要求されますので、SSHキーを作成した際に使用したパスワードを入力します。